七尾が生んだ桃山美術の画聖
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商山四皓図襖(しょうざんしこうずぶすま)
南側四面
紙本墨画 各縦183.0・横94.7
桃山時代(慶長7年・1602)制作
京都市・南禅寺天授庵所蔵
(解説)
山間の地の騎驢姿の四皓と従者達が、真珠庵の襖絵と同様に簡略な筆遣いで表現されている。慶長7年は真珠庵の襖絵を描いた翌年にあたるが、同じ画題を描きながら同様がまったく異なる点は、手本とした画本のことを考えるに際して興味深い。等伯晩年期の簡略な筆遣いによって猫線を際立たせる手法には、中国南宋の院体画の影響を認めることができ、等伯晩年の画業を評価するにあたって重要である。
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