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NOTO高農園

 NOTO高農園の12月の畑には、ピンクや赤、珍しい色のカブの数々が栽培され、“オータムポエム(アスパラ菜)”の黄色いかわいい花が咲いている。ボルシチの材料になる“ビーツ”という赤い野菜や“はくらん”といった見た目は白菜だが、実はキャベツといった珍しい野菜が畑一面に栽培されている。この能登島でとれた美味しい野菜を、年間通して、東京や関西のレストランなどに出荷している。

農業をすると決めた理由

 夫婦2人とも、単純に食べることが好きで、自分たちで、美味しい、安心安全の野菜を作りたいと思ったからだった。場所を能登島に決めた理由は、高家のルーツが能登にあったことや、様々な出会いとご縁があったことだった。

 5品目(じゃがいも、さつまいも、カボチャ、キャベツ、カブ)を、2ヘクタールの広さの畑で栽培することからスタートした。当初は、運営資金の工面に苦労し、定置網の仕事や冬季の郵便アルバイトなども掛け持ちしていた時もあった。

 今では、畑の広さは、10倍の20ヘクタール。年間300品目の野菜を栽培している。始めたときから、一貫しているのは有機栽培・エコ栽培だ。

西洋野菜を栽培するきっかけは、三國シェフの言葉

 転機が訪れたのは七尾市で行っていた食育活動で出会った三國清三シェフに「普通の野菜しかないの?」と聞かれたことだった。百聞は一見にしかず。それがどのような野菜なのか教えてもらうために、シェフのお店に行き、料理を食べ、様々な形、色の野菜について教わった。そして日本で栽培しているところはあまりない。これが西洋野菜を栽培するきっかけとなった。

 今では「この野菜を、このシェフが使ったら、どのような料理を作るのだろう。それを自分たちも食べたい」という思いで野菜を作っている。「市場」を勝負の場にしなければ、普通なら規格外のカブでも、シェフの、一言で成功に変わる。自分たちで作った野菜が、いろんな土地のシェフの手で、おいしい料理として調理され、喜んでお客様が食べてくれるということが、やりがいへとつながっていく。

これからの目標は、新しいものを作っていくこと

 スペインのサンセバスチャンという美食の街がある。人口一人あたりに対してミシュランの星が多い。この街のように、七尾に行かなければ食べることが出来ないというものを、地域の人、同じ生産者やシェフの仲間と作っていきたい。

  • NOTO高農園 代表 高利充氏
  • 住所: 七尾市能登島百万石町27-3
  • TEL・FAX: 0767-85-2678