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天女の羽衣

天池合繊 株式会社
代表取締役社長 天池 源受(あまいけ もとつぐ)氏

  • 好きな言葉: 七転び八起き
  • 好きな食べ物: 肉(ダイエットのため)
  • 趣味: ジョギング、七尾まだら、町内子供太鼓の育成

世界が驚いた極薄オーガンジー

 「天女の羽衣」は、特殊フィルターやスクリーンメッシュの産業資材のために開発されたものだった。大手メーカから持ち込まれた世界一細い糸を一年かけて開発し、最初の用途はプラズマディスプレイの電磁波シールド用の産業資材だった。しかし、時代は液晶テレビへ移り、産業資材としての需要が無くなってしまった。この困難に直面したとき、とても滑らかで美しいこの布は、ファッションの道に進めるのではないかと考えた。ファッションという未知の世界に飛び込むことを決めた。

 初めての自社ブランド、売り出し方が分からないまま国内で営業を始めた。1年が過ぎようとしたとき、イタリアのミラノで開催される展示会に参加することになった。その時、イタリアのトップブランドの目にとまった。世界や日本の有名ブランド、2010年にはオペラ座の舞台衣装にも採用されるようになった。

「天女の羽衣」名付け親はお客様

 当初、この布には名前がなかった。しかし、この世界で売り出していくためには、商品名が必要。思いついたのは、多くのお客様から「天女の羽衣みたいですね」と評価を頂いた事だった。商品登録が困難に思えたが、ブランド名「天女の羽衣」が誕生した。

 取引先大手商社から、フランスの世界トップブランドがパリコレで「日本のスーパーオーガンザに助けられた」と言っていたことを教えてくれた。海外では「Amaike Super - Organza」と販売されている。今では、「アマイケ」と言うだけで、多くのフッションブランドに通じるまでになった。

強みは、一貫生産体制 そして、社員の力

 織り、染め、縫製、デザインまで、すべてを自社製造し、営業も担っている。今日では、トップ技術を誇る世界のMade in Japanブランドとして認められている。これも、職人の技術の高さのおかげで実現できる。そして、世界を舞台に営業する社員がいる。熟練の職人に加え、若手の職人の技術も向上している。この人材の厚みこそが、社の強みといえる。

将来は、「天女の羽衣」と産業資材を大黒柱に

 将来は、「天女の羽衣」と「産業資材」この2つを柱としていきたいという。現在も、産業資材をはじめ、粘着テープや防虫ネットなど様々なものを生産している。30年ほど前、今では当たり前になっている養生テープの開発にも携わって、今では大手企業の柱の一つになっている。「糸さえあれば、いろいろできる」と天池社長は、笑顔で語ってくれた。

  • 社名: 天池合繊 株式会社
  • 所在地: 石川県七尾市国下町ト部59番地1
  • 電話: 0767-57-3633
  • http://amaike.jp
  • 社員総数: 40名

「天女の羽衣」スカーフ販売先: 加賀屋、能登食祭市場、ギャラリー葦