3月1日(水)、和倉温泉観光会館にて第54回接客サービス講習会を開催した。温泉旅館従業員ら約70名が受講した。
小田副会頭が「昨年は、北陸新幹線の開業もあって観光客数は約100万人を超えた。まだまだ、和倉温泉まで来ていただく必然性を高める必要がある。今後も、観光資源の磨き上げや商品作りに取り組まなければならない。おもてなしの心に磨きをかけ、ファンの増大に努めることが大切である」と挨拶した。
引き続き、(株)ディビーナ代表取締役の福田紘子氏をゲストに迎え、「あなたで良かった」と言われる接客術~日本人にしかできない気づかいで印象力アップ~をテーマにセミナーを開催した。
福田氏は、(1)一流の接客サービスの考え方、(2)一流の外見力。0.25秒の印象力について、(3)挨拶・掃除・電話で徹底的に差をつける、(4)敬意と好意が伝わる聴き方・話し方、(5)あなたで良かったと言われる対応力を説明した。
この中で、「最高の接客は、本やネットにはないリアルな生身の人間から学ぶことではないか。体感しないことにはわかりようもない。接客の完成度を高めるためにも定期的に一流と言われているお店やホテルに訪れたり、名画や音楽を聴いたりすることで感性も磨かれる」と説いた。
この後、石川県同和教育研究協議会専門委員の古畑徹氏が、ことばと人権~JAPANESE ONLYをめぐって~をテーマに講演し、講習会を閉会した。