〜受け継がれる匠の技、荘厳重厚な伝統的工芸品〜
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 七尾仏壇の歴史
七尾仏壇の起源は、室町時代と推察されています。蓮如(れんにょ)上人が浄土真宗の布教に能登一円を歩かれた時代です。
室町時代初期の応永16年(1409)、守護職として七尾に入った畠山満慶(みつのり)は塗り、蒔絵、金具、彫刻などの職人や文化産業を保護し、今日の七尾仏壇の基礎を築きました。
一方、能登・畠山氏の時代が終わり1581年、加賀藩祖・前田利家が七尾入城を果たすまで七尾は北陸の中心地でした。入城当時、七尾には職業別に魚町、米町、木町、鉄砲町、塗師町などがあり、各町内ごとに区画整理されて営業され、その中で塗師町という町名は、江戸時代初期よりあったものですが、当然その町は塗師が多数いたことがわかります。
現在の七尾仏壇協同組合の前身である組織の名称は1904年の帳簿(現存する仏壇業者の最古の書類)によると「七尾町塗師業仲間」とあることから、仏壇の製造をその家業の中心とした家が多かったものと思われ、今日の七尾仏壇が生まれたのは17世紀半ごろから現在まで、およそ3世紀半もの歴史を歩んで参りました。
 七尾仏壇の特徴
七尾仏壇は昭和53年(1978)7月22日に、伝統工芸品に指定されました。この指定は通産省(現:経済産業省)が伝統工芸品産業振興に関する法律に基づいて行うもので、その製品製造課程に手工芸的であることと又、伝統的技術により製造されるもので、一定の地域において生産されるものである事が要件です。
七尾仏壇は、堅牢であること、装飾が豪華であることが大きな特徴です。
能登地方は山間部が多いため、山道での運搬に耐える堅牢さが必要とされました。鏡板(本尊、脇仏の後板)を二重にする「二重鏡板」、組み立ては全て釘を使わない「ほぞ組」にするなど工夫を凝らし、丈夫な造りとなっています。
七尾仏壇には漆塗りや金箔加工など石川の優れた工芸技術が駆使されています。金箔をふんだんに使用、荘厳な二重破風屋根の宮殿、青貝を使った立体感に満ちた蒔絵、緻密な彫刻や輪島塗の流れをくむ漆塗りなど、他地域にない優れた技法・技術が取り入れられ、圧倒的な華麗さを誇っています。
仏具として扱われる三卓を仏壇の付属品として作ることも七尾仏壇の特徴の一つです。
 作り方
材料には、狂いが少なく長持ちする能登アテ、能登ヒバの木が使われます。製品は状態の悪い道での運搬に耐えられるように、堅牢に仕上げてあります。本体はすべてほぞ組で、塗り加工は「錆(さび)仕立」で上質な漆を使用し、金具はすべて手打ちで仕上げてあります。
 技法・技術・原材料
(技法・技術)
1.「木地」の構造は、「ほぞ組み」による組立式であること。
2.「木地」の鏡板は、二重とし、台は、引き壇縁を備えたものとすること。
3.中立造りは、「桝組み」によること。
4.塗装は、精製漆の手塗りとすること。
5.蒔絵及び金箔押しをすること。

(原材料)
1.木地は、ヒバ、ヒノキ、マツ、イチョウ、タブ又はこれらと同等の材質を有する用材とすること。
2.金具は、銅若しくは銅合金又はこれらと同等の材質を有する金属製とすること。
3.漆は、天然漆とすること。
 修理・補修
すべて手作りの仏壇でほぞ組、堅地塗りなので、数回の分解修理に耐えることができます。
 主な製品
仏壇、神輿(みこし)、寺院用具、キリコ、奉燈、ダシ(山車)、宗教用具
 主要製造地域
石川県/七尾市、鹿島郡中能登町
 伝統的工芸品産業の振興に関する法律
(目的)
第1条
この法律は、一定の地域で主として伝統的な技術又は技法等を用いて製造される伝統的工芸品が、民衆の生活の中ではぐくまれ受け継がれてきたこと及び将来もそれが存在し続ける基盤があることにかんがみ、このような伝統的工芸品の産業の振興を図り、もつて国民の生活に豊かさと潤いを与えるとともに地域経済の発展に寄与し、国民経済の健全な発展に資することを目的とする。

(伝統的工芸品の指定等)
第2条
経済産業大臣は、産業構造審議会の意見を聴いて、工芸品であつて次の各号に掲げる要件に該当するものを伝統的工芸品として指定するものとする。
1.主として日常生活の用に供されるものであること。
2.その製造過程の主要部分が手工業的であること。
3.伝統的な技術又は技法により製造されるものであること。
4.伝統的に使用されてきた原材料が主たる原材料として用いられ、製造されるものであること。
5.一定の地域において少なくない数の者がその製造を行い、又はその製造に従事しているものであること。
伝産証紙
伝産証紙(R)
承認番号 18−274
経済産業大臣指定伝統的工芸品には、この伝統マークを使った「伝統証紙」が貼られています。
七尾仏壇 産地証紙
産地証紙
この検査証は、七尾仏壇の伝統的な技法を用いて製造されたことを証明する証紙です。
 地域団体商標(地域ブランド)
平成18年11月、「七尾仏壇」が地域団体商標(地域ブランド)登録

七尾仏壇協同組合
〒926−8642 石川県七尾市三島町70−1 七尾商工会議所内
TEL:0767−54−8888 FAX:0767−54−8811